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剱岳北方稜線8月10日〜13日
8/10(金)
お盆前の週末でごったがえす新大阪より夜行バスで室堂に直行。大きい荷物で何度も乗り換えるのは大変。しかし長距離の3列バスとは違い狭い。前のシートが空いていて私はそちらに移動させてもらい快適な睡眠を取らせてもらった。(他の皆様すみません)

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三ノ窓雪渓

8/11(土) 
今回は私にとって
過酷なコースと強豪揃いのメンバーなので悩んだがいつもの載りで参加してしまったが技術不足の為、後々後悔する事となった。お天気は梅雨明けが遅れしっかり安定していが、やはり水が心配なので、駅前でおいしい水を補給。今日の行程は大きな高低差を上り下りの体力勝負。雷鳥沢から別山載越。それから雪渓をど〜んと真砂沢ロッジまで下りる。 ロッジで水補給をと蛇口をひねるとなんとお湯が出てくる。この暑さで引いている間にhotになったのでしょう。しばらく沢沿いなのでそこで湧水を口に含む。

二股吊橋から池の平まで北沢の雪渓を登る予定だったが、崩壊で禁止の立看板がある。仕方ないので尾根道を昇が、なんとも登山道は狭く木々が密集していて蒸し暑い。息苦しい。とにかく長い。やっと樹林帯を抜けた辺りより急峻な裏剣が堂々聳え立つ。なるほど雪渓も荒れている。


池の平には1640分到着。テントを張り、冷たいビールで乾杯

8/12(日) 
3
時起床440分明るくなるのを待って出発。

トラバース道から小窓雪渓を上がる。朝早いので息もあがる。小窓で一息つく。小さなテン場がある。昨日確か1張見えた。

今日は緊張の一日になりそうで、群生しているボタンキンバイがその心を癒してくれる。小窓の王からいよいよ下り。一つ目の雪渓は上部の切れた部分を横断。次は一番目の難所の横断だが下部は急峻で滑落したらアウトだ。アイゼン装着して慎重にトラバースする。渡り終えると短く感じる。ここから登ると、ほどなく小窓王のコル。ワオー!!いきなり風景が変わる。
荒々しい池の谷のガリーとチンネの雄姿が迫ってくる。三ノ窓にはテン場がだんだん畑のように存在。そこへは急なガレ場を下る。右手は急な谷に落ち込んでおりずるずるとそのまま足を取られそう。こわ!!


ガリーは石がゴロゴロして歩きにくい。石を落とさないよう気をつけながら、逆に上からの落石に注意しながら素早く上る。でもしんどい。でも休めない危険個所。やっと池ノ谷乗越に。だが時間はコースタイム通り。午前中で日陰になっていたのが幸いした。

ここからは岩登りでコースはペンキ印がついておりMさんはさすがしっかり見ていた。最後の長次郎尾根も稜線を行くと、懸垂下降だがここは巻道で最後まで判断を間違えることなく剱岳へ。

1時間ほど剱岳の景色を満喫しただろうか。団体も降りたようなので下山。

比較的スムーズに降りれるけど、剱岳の下山道はこんなに長かったのと思うほどしんどい。岩稜帯は日差しもきつく、もう岩場は飽きた。バテバテ状態で剣沢のテン場に付き、冷たい水で生き返った。水分量は心配していたほど飲んでなく1500mlで足りた。
(過去、岩稜帯の過酷なコースで水不足の為、辛い経験があった)

裏剱
八峰
後立山

8/13(月) 230分起床 4時発 ヘッドラを点け別山載越を目指す。

振り返ると剱岳へ登る人の灯りが続いている。いったい何時起きで出発したのだろう。もうお盆休みに入っているので今日も蟹の縦ばい横ばいも混雑するのだろう。別山で最後の剱岳にあいさつとルートのおさらいをしておまけの立山三山を堪能。

一の越しからは観光客の長蛇の列。道もコンクリートで足が痛くなる。

みくりが池温泉で汗と緊張感を落としてさっぱり。大阪には1737分着




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